うつ病の症状が悪化しているときは、何もやる気が起きなくなりますよね。
特に辛いのは、好きなことすら、やる気が起きなくなってしまうことです。
しかし、休養をしっかりと取って、徐々にエネルギーが戻ってくれば、一つ、また一つと出来ることが増えていきます。
趣味に熱中できるようになれば、うつ病の回復にも弾みがつきます。
以前、コーピングというストレス対処法を紹介しましたが、趣味を持つこともコーピングのレパートリーを増やすのに有効です。
というわけで、参考事例として、私の趣味を紹介させていただきます。
(自分の趣味を語りたいという欲求もあります。ご容赦ください。)
私の趣味は、読書、英語学習、散歩など、いろいろとありますが、今回は家庭菜園について書きます。
マンションに住んでいるため、我が家には庭がありません。
家庭菜園と言っても、プランターで青じそや青ネギなどの香味野菜を栽培するささやかなものです。
(写真は、8月に我が家のベランダで撮影した青じそです。)
とはいえ、都市部に住んでいると土に触れる機会が少ないので、プランターの家庭菜園でも癒し効果は抜群です。
毎朝の水やりが楽しく、明るい気持ちで一日をスタートすることができます。
また、忙しい日々で忘れがちな、世の中の原則も思い出させてくれます。
・栄養の無い土壌にいくら種を撒いても、芽を出すことはない。
・芽が出るまでは、労力も時間もかかるが、ひとたび発芽すれば、急激に成長して大きな実りとなる。
これは人間にも当てはまることだと思い、ベランダで水やりをしながら、自分を奮い立たせています。
家庭菜園を始めるには、初期投資が必要です。
プランターと土をホームセンターで買いましょう。
主なランニングコストは土の入れ替えですが、なるべく使い捨てせずに追肥して、新しい土を少しずつ注ぎ足していくことで、最小限の出費に抑えています。
種は、一袋100円くらいの青じそであれば、プランター2~3個分の面積に撒くことができますので、あまりお金はかかりません。
ちなみに、あまりお金のかからない趣味ほど、自分で手間をかけたり、考えたりすることが多いので、充実感を得られるというのが、私の持論です。
(高いお金を払って、受け身で快楽を享受するような趣味を否定するわけではありません。それはそれで、人生のスパイスになりますよね。)
家庭菜園の最大の楽しみは、収穫して食べることです。
青じそは、毎日数枚ずつ収穫して、納豆や冷奴、サラダの薬味として楽しんでいます。
新鮮なので、食感も香りも最高です!
また、青ネギは、刈り取っても刈り取っても無限に再生します。
(本当に無限ではありません。)
植物の生命力には驚かされます。
他にも、スイートバジル、ルッコラ、パクチー、ラディッシュなど、いろいろと育ててきました。
今後も、未体験の野菜に挑戦していきたいです。
以上