近頃は、すっかり秋めいてきましたね。
季節の変わり目は、風邪を引きやすいので、用心しましょう。
メンタル面も不調になりやすい時期です。無理をしないでください。
さて、秋と言えば、芸術の秋。
今回は、芸術療法の一コマについて書きたいと思います。
芸術療法とは、絵画・音楽・詩歌・書道・ダンスなどの芸術活動を通して自己を表現することで、心を浄化することを目的とした治療法です。
上手い下手は関係なく、気持ちを込めて取り組むことが重要です。
ポエム創作とは、その名の通りポエムを創作して、リワーク参加者の中で発表し合うプログラムです。
リワークの月間スケジュール表の中でも、「ポエム創作」というタイトルは、ひと際異彩を放っており、どんなプログラムになるのか正直いって不安でした。
しかし、参加してみると、とても和やかな雰囲気の中、上手な作品を作らねばならないというプレッシャーを感じることもなく、ポエム創作を通して心の浄化作用を感じることが出来ました。
ご参考として、私がプログラムの中で創作したポエムを発表します。
創作のテーマや形式は完全に自由でしたので、私の場合は、ひたすら韻を踏むことを意識した作品を作りました。
【愛の食卓】
我が家の ごはんは 茶色い 玄米
ごはんの お供は 一汁 三菜
大地の恵み 美味しい 野菜
天の授けた 娘は 三歳
食卓囲み 微笑む 愛妻
みな元気なら 幸せ いっぱい
作:Jay
解説させていただくと、各行の最後が、すべて「ai」の母音で終わっています。
「ai」で韻を踏んでいるので、タイトルは、「愛(ai)の食卓」としました。
こんなポエムを作って、みんなの前で読んで発表しました。
その場では、意外と好評でした。
まるでラッパーのように、徹底的に韻を踏んでいるところが面白かったようです。
ポエム創作は、美術や書道といった作業を伴う芸術療法とは、性質が異なると感じました。
・自分と向き合って、想いや感情を言語化する。
・参加者同士で感想を言い合って、気付きを得る。
こういった点が、ポエム創作の面白いところだったと思います。
ポエムを創作するのは、おそらく中学校の国語の授業以来でしたが、とても貴重な体験となりました。
以上