うつ病が悪化していた時期は、夜は安酒を大量に飲み、朝は会社に行く時間ギリギリまで寝ているような、堕落した生活を送っていました。
こんな生活も長くは続かず、主治医から休職するよう勧告されたのが2年前のことです。
私は、うつ病で休職してから、生活態度を改めました。
早寝早起きを心がけ、朝は勉強する習慣を身につけました。
特に力を入れたのが、英語の勉強です。
毎朝、コツコツと勉強することで、当初は500点程度だったTOEICのスコアが、830点にまで伸びました。
うつ病のリハビリを兼ねて勉強することで、2年間で300点以上のスコアアップを達成することができたのです。
自分自身が病気を患っており、子どもが小さく手がかかるため、長時間勉強することは困難でしたが、隙間の時間を上手く活用することで、着実に実力を伸ばしました。
今回は、「うつ病患者が隙間時間で勉強するだけでも結果が出せる」という切り口で、英語学習法を紹介したいと思います。
紙の単語帳を黙々と読んで暗記する時代は終わりました。
世の中には、数多くの英語学習アプリが出回っています。
単語と例文の音声が再生できるので、記憶が定着しやすいうえに、リスニング力も向上します。
また、5分程度で終了する短いプログラムでも学習できるため、隙間時間で勉強するのにも最適です。
「英語 アプリ」などのキーワードで検索すると、おすすめアプリのまとめサイトがたくさんヒットしますので、お好みのアプリを探してみてください。
ちなみに私は、iKow!というアプリを使っています。
少し奮発して「使い放題の無期限プラン」を購入してしまったので、元を取るためにも継続的に勉強しています。
アプリの種類が多すぎて選択に迷ってしまうかもしれませんが、ネイティブスピーカーの音声が収録されているものなら、何でもOKだと思います。
何を選ぶかより、いかに継続するかの方が圧倒的に大事です。
私の使っているアプリは、単語学習とリスニングに特化しているため、リーディング力の強化に課題がありました。
リーディング力を補うために、CNNのネット記事を音読するという学習法を実践しました。
CNNの良いところは、時事ネタと英語を同時に学習できる点です。
また、日本の新聞社が提供するネット記事と違って、記事が途中で終わってしまい有料版へ誘導されることがありません。
(そのかわり動画のCMが尋常じゃなく五月蠅いです。これもまたリスニングの勉強です。)
サラリーマンの隙間時間と言えば、通勤時間ですよね。
私は、毎日、Podcastで英語のチャンネルを聴きながら通勤しています。
英語学習アプリと同じく、Podcastもチャンネルが星の数ほどあるので、何を選んだらいいのか迷ってしまいます。
あくまで参考ですが、私がオススメするのは「バイリンガルニュース」です。
全体的にゆるい雰囲気ですが、所どころに教養を感じさせるマイケルとマミの絶妙なトークは、リスナーを飽きさせません。
マイケルの英語は、初心者には少し早口に感じますが、マミは基本的に日本語で話すので、何回か聴けば意味がわかってきます。
英語学習専用のチャンネルではありませんが、楽しく聴けるので、継続的に学習できます。
マイケルの冗談に電車内で思わずクスっと笑えるようになれば、リスニング力が向上してきた証拠です。
ちなみに、マミさんは最近子どもを出産されて、お母さんになりました。
これからは、子育ての話題が増えていくかもしれません。
子育てに奮闘する一児の父親としては、今後ますます目の離せないチャンネルになりそうです。
ここまで英語の学習方法を紹介してきましたが、私が英語を勉強して一番良かったことは、うつ病のリハビリ効果を感じられたことです。
まず、毎朝決まった時間に起きて勉強するので、生活リズムが改善されました。
そして、練習すればするほど、英語の発音が上達し、聞き取れる単語やフレーズが増えていくので、自分に自信が持てるようになりました。
大学受験では英語が得点源だったのに、社会人になって10年以上、勉強をサボりにサボっきた結果、TOEICのスコアは一時500点を割り込んでいました。
うつ病をきっかけに勉強を再開できたことは、怪我の功名だった気がします。
以上