うつ病パパの復職レポート

HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING.

【思考エラー23】うつ病の原因は、「不合理な絶望」なのか?(後編)

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うつ病に陥る原因の一つは認知の歪みです。

その認知の歪み(思考エラー)の一つが、「不合理な絶望」です。

 

今回は、「不都合な絶望」について解説します。

前半部分は、以下の記事をご参照ください。

www.fujiyama-japan-mental.com

 

 

「不合理な絶望」とは?

 

絶望的に考えることは「結論の飛躍」のよい例です。絶望的に考えていれば、その問題をどれだけ検討しても、結局は事実に基づかない結論の飛躍が起こります。解決策を見出すために、一見したところ徹底的に検討した後でも絶望的に考えてしまうために、あなたが知りうる範囲を超えたところに解決策は存在せず、これからも決して存在しないだろう思い込むのです。この思い込みによってあなたは問題を検討することをやめてしまい、解決策を得られないことになるのです。

(リワーク配布資料より抜粋) 

 

問題をどれだけ検討しても、認知が歪んでいれば、解決策は得られず絶望的に考えてしまうようです。

具体的には、どのようなケースがあるのでしょうか?

今回は、2つの事象について解説します。

 

辛抱のなさ/低い欲求不満耐性

 

低い欲求不満耐性は失敗することへの耐えられなさに表れます。「もし簡単に成功(または解決)できなければ、そのことは忘れてしまえ」という態度がそれです。人生における通行止めや、交通規制や、成功への道にころがっている多くの不満を「ひどい、恐ろしい、最悪なこと」と考えたら、努力してまで問題を解決しないでしょう。こうした態度を「私は成功や解決がいつも簡単に手に入ればいいなと期待するけれど、それは絶対に必要なことではない」という態度に変えることは重要です。覚えていてほしいのですが、簡単に手に入れられるものはただ一つ、問題だけです。他のものはすべて、手に入れるために働きかけることが必要です。

(リワーク配布資料より抜粋)

 

辛ければ、あらゆる問題を投げ捨てて休んでしまうという最終手段は常に持っておくべきです。

 

しかし、社会生活を営む上で、ある程度の問題には対処していく必要があります。

 

そんな時に、この考え方は役に立ちます。

 

もし、「自分には少し難しい」と思う問題から目を背け続けたら、どうなってしまうでしょうか?

問題は山積みになって、いつかあなたを押し潰してしまうかもしれません。

 

そうならないためにも、自ら問題の解決に向けて働きかけましょう。

必ずしも簡単に解決できるわけではありませんが、一つひとつ、着実に潰していくことが大切です。

 

誰かの言葉を無検討で参考にする。

 

専門家であれば誰の言葉でも受け入れるという態度はやめましょう。専門家は、ただ彼らの知っていることを知っているにすぎません。神のみが、専門家が何を知らないのか知っています。セカンド・オピニオンやサード・オピニオンを求めてください。問題への解決策や目標を達成するための方法を、自分自身でもよく調べてください。目標や状況があなたにとって重要である限り、探し続けてください。なぜ、そうしないのですか?あなたは何を失わなければならないのですか?解決策を見つけると、あなたは何を得ますか?もうひとつお勧めしたいことは、合理的に調べることです。目標や解決策の不合理な追求は、他の目標や重要な関心事を手放すことにつながります。期待は事実を必要としないことを心にとめてください。

(リワーク配布資料より抜粋)

 

 専門家のコメントを無批判に受け入れてしまうことは、よくありますよね。

 

専門家から得た知識は、必ずしも絶望感をもたらすものではありませんが、無批判に受け入れることによって、正確ではない情報が固定観念として植え付けられる恐れがあります。 

 

自分自身で調べることをしなければ、自分の人生を主体的にコントロールすることが難しくなってしまいます。

 

そしていつしか、「あの人が言うならやめておこう」「彼がそう言うなら、確かに無理だ」といったように、受け身の考え方が沁みついてしまうでしょう。

 

まとめ

 

ここまで、前編と後編に分けて解説しましたが、最後にまとめです。

 

「不合理な絶望」は、以下の3パターンに分類されます。

 

・自分には「できない」という思い込み。

・難しい問題への過剰な恐怖心。

・専門家の言葉を信じ込む。

 

例えば、ジョギングを始めてダイエットしたいと検討したとしましょう。

もし、「不合理な絶望」に染まっていたら、こんな考えが浮かぶのではないでしょうか。

 

「私は、昔から運動が苦手だったから、ジョギングなんて続けられない。」

「スポーツ用品店で靴を選ぶのも難しそうだ。」

「この前、ダイエットブログに、運動よりも食事で痩せろと書いてあった。」

 

「やっぱりジョギングは、やめておこう!」

 

このようにして、生活の中に貴重な運動習慣が組み込まれるチャンスを逃してしまうかもしれません。

 

人生を程よく前向きに生きるためには、「不都合な絶望」という思考エラーを理解し、上手く対処することが必要なのです。

 

以上